兄さんはずっと俺の人生のすべてだった

(2013-11-21)
こんにちは。最近は雨が降ったり止んだり。

冬にもなりきれない中途半端な日々。

寒いのは寒いんですけどね。

以前、紹介した『さよならソルシエ』。
最終巻である2巻が出たので、改めて紹介しようと思います。

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さよならソルシエ
作者:穂積
巻数:全2巻
出版社:小学館(FLOWER COMICS)

19世紀末、パリ。ひとりの天才画商が画壇界を席巻していた。彼の名は「テオドルス・ファン・ゴッホ」――のちの天才画家「フィンセント・ファン・ゴッホ」の弟である。画家と画商、兄と弟……ふたりのゴッホの絆と確執、そして宿命を鮮やかに描く伝記ロマン、ここに開幕!
(1巻裏表紙の説明文を抜粋)

“このマンガがすごい2013”第2位の『式の前日』の作者の作品。

この作品、何がすごいのかと言うと…
少女漫画とは思えない、独特の世界観と展開がすごいです。

歴史に基づいた史実漫画は沢山あります。
ですが、『さよならソルシエ』は、それらとは一線を画す作品だと思います。

1巻では、兄と弟の話が、
2巻では、この2人の本音や本質が。

そして、衝撃のラスト。

ゴッホと言われれば、知らぬ人はいないくらいの有名人。
耳を切った話は、あまりにも有名ですよね。

そんなゴッホ兄弟の、知られざる世界。
この作品が真実なのかフィクションなのか。
どっちでも構わないくらいの作品です。

1巻の第5話を、少しだけ。

フィンセント・ファン・ゴッホは、
絵を描くために街を歩いていた。

浮浪者を描こうとして、彼から怒られてしまう。
再び歩いていると、葬式に出くわす。

「…あんた 画家か?」
「あんたも 夢を追ってパリに来たのか」
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「俺の兄貴の葬式なんだ」
(中略)
「働いて働いて…」
「結局兄貴は病気で倒れた」
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「…なあ芸術家」
「惨めだと思うだろ?こんな人生」
「死に物ぐるいで生きたって 最後はこんなパリの片隅で死んでいくんだ」
「あんたらみたいにお綺麗なもんだけ描いてりゃいい芸術家は笑うんだろうけどな…」

「…笑う?」
「…なんだよ笑えよ 惨めだろ…」
「なんで?」
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「……毎日を」
「ただ 生きて」
「生きて生きて」
「精一杯生き抜いて」
「死んでいく人を僕は惨めだとは思わない…」
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「………」
「はッ 赤の他人が何を偉そうに…………」
「あんたに何がわかるっ」

彼は立ち去り、写真を落とす。
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その写真に写っていたのは、彼の兄だった。

彼が母親に、家に入るように促す。
ふと見たが、目線の先に、既にゴッホの姿は無い。
代わりに、キャンバスが置いてあった。

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『惨めだとは思わない 立派な人生だ』

いかがですか?
よくわかんない!という方は、是非コミックで確認してみて下さい。

今後も、出来ればこうやって紹介していこうと思います。
この話が、1番感動したんです。
こうやって書いている間も、また感動しちゃいました(笑)

2巻で完結しましたし、集めやすいと思います。
『式の前日』を読んだ方も、読んでいない方にもオススメ。

歴史モノに興味が無い方も、是非。

今回のタイトル:2巻の帯コメより

それでは~
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プロフィール

リューニャー

Author:リューニャー
メール:whale_in_the_cup?yahoo.co.jp
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生息地 北海道
職業  保育士
性別  男(21歳)
読書とゲームが好きです
PSPo2iインフラは9月29日に終了しました。
PSO2 シップ1
漫画冊数:1338冊
Twitterやってます。
→@mukootoaoto(ブログ更新情報も見れるよ!)

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