X匹目のドジョウの難しさ

(2017-03-27)
こんにちは。今日まで休みでした。

元気でも駄目っていうのがインフルの面倒さ。
職場的には人数不足だったようですが、
休みなさいと言ってもらいました。いい職場だ。

さてさて、今日は珍しく漫画に関する考察。
特定の作品に関するアレコレではありません、
2作目、3作目…とヒット作を出すのは難しいねという話。



『金色のガッシュ!』でお馴染みの雷句誠さん、
僕は『どうぶつの国』も好きですが、
最近まで連載していた『ベクターボール』は、
読んでいません。コミックも手元にありません。

単純に連載していたことを知らなくて、
今度買おうかなー程度にしか捉えていなかっただけですが、
かなり早めの連載終了となったようです。

『どうぶつの国』も、作者自身が予想より売れなかった(意訳)と公言しており、
ヒット作を出した後の連載の難しさを窺わせます。

『ベクターボール』は自分の思うように描けなくなり、
どう描いても不快な展開にしかならないため、
連載を終わらせてほしい、と自ら頼んだと自身のブログに書いていました。

なるほど、そういうパターンもあるのか…と思うと同時に、
好きな作品を好きなように、理想のエンドを迎えるのは難しいと思いました。
そもそも、ほとんどの漫画家はそこに辿り着けない。
少年ジャンプなんてどんだけ新連載持続しないんだよ、的な。
(唯一継続して購読している漫画雑誌は少年ジャンプのみ)

『バクマン。』や『暗殺教室』は人気が無くなって終了ではなく、
作者の理想の終わり方なんだろうなーと感じましたし、
『NARUTO』や『BLEACH』も作者のやりたいことを全てやったのでは、
と思いました。そういう風に完走できる人は本当に素晴らしいですよね。

編集の指示で意図していなかった展開を描いたり、
話を冗長に間延びさせて延命させたり、
そういうのを悪だと断じるつもりは毛頭ありません。
そういった様々なことが交わって漫画はできているわけですし。

閑話休題、1作目でヒットを出した後にまたヒットを出すのは、
かなり難しいんだろうなぁ…という話に戻します。
少年ジャンプでしか基本話せないのが申し訳ないのですが、
『ムヒョとロージーの魔法律相談事務所』の作者、西義之さんは、
『ぼっけさん』『HACHI』と2作品を連載しましたが、
どちらも昨今でよくある新連載打ち切りコースとなりました。

どの作品も似たようなテーマで描く人は多く、
西さんもそういった作風で連載をしていたので、
デビュー作にしてヒット作となったムヒョと比較され、
そっちより面白くないと評されたのだろうと推測します。

前の方が面白かった、この一言ってとても怖いですよね。
しかし読者(勿論僕も)はこの言葉をよく使いますし、
こう言わずに済む次回作を読みたいわけです。

因みに『BLEACH』の作者の久保帯人さんは、
『ゾンビパウダー』という作品を先に連載していたので、
2作品目が大ヒットした形になりますね。
『NARUTO』『ワンピース』なんかは最初の連載が長い、
というタイプになりますが、どちらにしろ凄い。
僕みたいな飽き性な人間なら、「あっ次の作品描きたいからやめよ」
となりかねない。最近だと別の雑誌で2作品同時連載とか、
そんなに珍しいことではなくなってきましたけどね。

アラレちゃん→ドラゴンボールとか、
幽遊白書→ハンターハンターとか、
ネウロ→暗殺教室とか、
連続でヒットを出す人も少なからずいるので、
2作目以降が大成しない人とする人の差異が、
気になりますね。単純に才能や力量なのでしょうか。
個人的には運もあると思います。

ネットで大人気でもアンケートが入らないと厳しいですし、
最近だと新連載自体に期待していない、
なんてこともあるかもしれません。

僕は「面白くないなー」と感じることはできても、
何故面白くないのか?を考察するのは不得手です。
なので、そういう考察をしているブログなんかを拝見すると、
「なるほど、そりゃ面白くないわけだ」と腑に落ちることが多いです。

しかし漫画に限らず、あらゆる作品のネタは飽和気味で、
「見たことのある設定」が溢れかえり、
かと言って「見たことのない設定」の作品は長続きしない傾向にある。
というのも、見たことがないってことは斬新であるのと同時に、
先人たちが生かせなかったジャンルである可能性があるからです。
目新しいだけで面白いとは限らないわけですね。

個人的には『進撃の巨人』をきっかけに、
人類が抵抗虚しく虐殺される作品が増えたように感じます。
異世界ものやグルメものが最近どっと増えた話は前にしましたが、
例えば動物の反乱により人類が虐殺される『ジンメン』、
突如現れた金魚に人が食われる『渋谷金魚』など、
勿論、話の展開や何故そういう生物が現れたのか、
勝機はあるのか…等の細部は違いますが、
「人類が」「異形の生命体に」「虐殺される」という点は同じで、
メジャージャンルであると同時に、差別化の難しさを感じさせます。

というのも、異能や超能力などを出しにくい上に、
ご都合主義で片づけると面白くない。
仮に人類が勝利を収めてもグッドエンドと言えるか難しく、
バッドエンドにすると読者を裏切れない。

ゾンビものなんて特に難しいと思うのですが、
どうでしょうか。

X匹目のドジョウから話が逸れてしまいましたね。
2作目も勢いをキープするのは難しそうだ、
という話でしたー。

漫画家も人間で、苦労し苦悩し、
応援していると言う人もアンケートはあまり出さず、
ネットでは悪口ばかりが蔓延している…。
雑誌や漫画自体の売り上げに陰りが見えている今だからこそ、
もっと漫画業界に活気が欲しいものですね!

それでは~
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こんにちは。今更ながらコメントをば。

私としては、やっぱり一作目が設定などに一番時間をかけられるのでは、などと思います。そういう意味では一作目だけヒットするのと二作目以降がヒットするのとでは差がありそうですね。

題材の目新しさと面白さ、というのは結構別物なのでしょうね。私ほら、推理小説好きですし。テンプレ通りじゃない作品の方が珍しいですよね。あぁいうの。
なのでその辺はやはりリューニャーさんも仰る通り、(作品の作りより)運もあるかなと思います。ヒットするかと面白いかも別ですし、『サンドランド』も『レベルE』も好きですし。

陳腐な評論家じみた意見ですけど、ヒットするかどうかはむしろ世相などが関わるかも知れませんね。労働や年金なんかの問題で閉塞し、職場や学校で少なからずストレスを受ける現代、今を生きる人が無自覚に持っている破滅願望が虐殺系作品がウケる要因になっている……とか。
そうひねくれてみると、むしろ素直に作品の面白い所を探せそうな気がするから不思議です。

何か凄く語っちゃいました!(自分で記事にすれば良かったかも知れない……!)
またゆっくり議論したいですね。ではでは、失礼します。

Re: タイトルなし

>応真さん

こんにちは。コメありがとうございます。

確かに、一番時間をかけられるのは一作目ですよね。
同時に複数の作品のアイディアを温めている可能性も否めない。

テンプレ通りでもその作品ならではの面白さとかありますしね、
そういった意味では王道って凄い。王道でも滑る時はありますが。
そうですね…僕的には『ダブルアーツ』『逢魔ヶ刻動物園』辺りが、
そうなりますかね。次回作より好きなんじゃあ。

景気が悪くなるとお笑い番組が増える、
というのを聞いたことがあります。
そういった世相が創作物やエンターテイメントに与える影響、
とっても大きいと思います。
そう考えると、どんな時代でもずっと評価され続ける作品は、
「本物」なんでしょうね。

記事未満でも応真さんの意見を拝見できるのはやはり嬉しいので、
いつでも議論大歓迎でございますよ!それでは~
プロフィール

リューニャー

Author:リューニャー
メール:whale_in_the_cup?yahoo.co.jp
?を@に直して下さい。

生息地 北海道
職業  保育士
性別  男(21歳)
読書とゲームが好きです
PSPo2iインフラは9月29日に終了しました。
PSO2 シップ1
漫画冊数:1338冊
Twitterやってます。
→@mukootoaoto(ブログ更新情報も見れるよ!)

リンクフリーです。
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また、当ブログをリンクしているのを確認次第、
基本こちらでも追加していくことにしました。
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